バンクオブアメリカとは

バンク・オブ・アメリカ(英語: Bank of America Corporation)は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州のシャーロット市に本社を置く銀行です。バンカメやバンカメリカの略称で呼ばれることもあり、英語の略称はBofA(またはBOA)です。名称から「アメリカの中央銀行」とよく間違えられるが、中央銀行ではなく、民間の銀行です。

この銀行は世界金融危機で不良資産救済プログラム(Troubled Asset Relief Program)の対象となり、優先株250万ドルを発行し、ユーロ危機後に収益が悪化、大規模な事業売却をくりかえしています。

日本における事務所は「バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ東京支店」です。

バンクオブアメリカの銀行口座解約の理由

バンクオブアメリカの銀行口座解約の理由はいくつかありますが、大きく3つに分けられます。

1.バンクオブアメリカ側からの口座凍結通知が来た

バンクオブアメリカの銀行口座を持っている場合、ずっと銀行口座の資金移動がなく、銀行側が口座の利用状況がよくないと判断した場合、突然書面にて一方的に通知がきて、銀行口座を凍結して政府に移管すると脅される(?)ことがあります。

多くの場合、3年程度資金の移動がないと、口座を凍結され、いわゆるUnclaimed Fund (未請求資産)となりこのような通知がくるようです。

この場合、突然英語で銀行レターがくるので本当にびっくりしてどうしたらいいかわからなくなる方も少なくありません。

上記のような通知の場合、基本的に猶予期間は30日ですので、その間に手続きをとる必要があります。

確かに、実際、「私の大事なお金を強制的に口座を凍結して政府に渡してしまうなんて納得できない!」と思う方もいるでしょう。

しかし、これがアメリカの法律なのです。手紙が来たら、指示に従い、対応するしかないとお考え下さい。

2.銀行口座所有者が自発的に解約請求したいと思った

これについては、過去に在米の駐在員をやっていたり、アメリカに留学していた方が多いです。

具体的な理由は、例えば以下のようなことです。

「日本に帰国後、ネットバンキングを上手く利用できなかった」

「ATMの暗証番号やインターネットバンキングのパスワードを何度も間違えてロックがかかってしまった」

「留学や駐在期間が終わったので日本に資金を持ち帰りたい」

この際、最も多い単独名義口座の場合だとまずはバンクオブアメリカのカスタマーサービスに対し、口座解約の申し出を行います。

そうすると一般には銀行から 銀行口座解約をしたいという旨のアプリケーションフォームを送るようにいわれるはずです。

なぜこのようなアプリケーションフォームが必要かというと、バンクオブアメリカをはじめとするアメリカの銀行側は必ずサインが一致してないと解約を認めないためです。

また、共同名義の口座(Joint Account)の場合は、口座のホルダーは共同名義の者全員ですから、両名が署名した書面を送付する必要があります。

具体的には、解約のレターには 解約の理由や解約後のお金の移動先などを詳しく記載しなければいけません。

しかも、英語での記載となります。

また、銀行側が受理したあとに 本人に電話がかかってくることもあり、英文のレターで確認や追加指示が来ることがあり、それにも英語等で対応する必要があります。

なので、英語が苦手な方は相当苦労すると思います。

一方、アメリカの銀行口座をそのまま放置しておくと口座維持手数料はどんどん引かれてしまいますし、強制解約になってしまうと、ブラックリスト入りしてしまい、今後の銀行口座開設が困難になる等のデメリットがあります。

さらに、英語が達者な方であっても、アメリカの銀行は日本の銀行と比べると本当に動きが鈍く、こちらからプレッシャーをかけないと、なかなか動いてくれませんので、英語力のみで解約手続きはスムーズにいくわけではありません。

また、担当部署も統一されていないので、同じ銀行なのに、担当者によっていうことが違うため、たらいまわしにされてしまうことも多いです。

3.銀行口座所有者が死亡した場合

一番厄介なのは、BANK OF AMERICA(BOA)等の銀行口座所有者が死亡し、相続が発生した場合です。

日本の場合も銀行預金の相続手続きは面倒ですが、何とか自分で戸籍謄本や印鑑証明等を集めて手続きした、というケースも多々あります。

しかし、アメリカの場合、基本的には裁判所による手続き(プロベート、probate)手続きを行う必要があり、弁護士に依頼する必要も生じ、相続手続きが非常に複雑になります。ケースによっては2年~3年かかるケースもあります。

そのため、このような場合、自分でBANK OF AMERICA等の相続手続きをしようとしてもいつまでたっても銀行口座預金を引き出せないという方は非常に多いです。

当事務所のサポート・費用

上記のように、バンクオブアメリカの口座解約は日本人にとってかなり負担が大きいです。

実際、自分でやってみようとして行き詰ってしまい、当事務所に連絡してくる方が少なくありません。

当事務所では、アメリカの銀行口座解約手続きのサポートを行っておりますので、お困りの際は、まずはお気軽にお問い合わせください。

アメリカ銀行口座解約サポート費用(標準費用・税込)

①アメリカ銀行口座解約サポート:22万円

・銀行口座が凍結されていない状態での書面での口座解約のサポートを行います。通常、一筋縄にはいかず、完了までには何度もやりとりが必要です。なお、個別の事情により、料金は高くなることもあれば、安くなることもあります。

②アメリカ銀行口座預金相続サポート:50万円~(※個別見積り)

・アメリカの弁護士と協力してアメリカのプロベート手続きをサポートいたします。

※長期的に銀行預金口座に動きがなく、休眠預金となっている場合は、未請求資産(unclaimed-property)となり、政府に移管されます。

その場合の手続きは通常の口座解約手続きとは異なりますので、未請求資産(unclaimed-property)請求代行のページよりご相談下さい。

※上記料金は、標準費用です。個別の事情により、料金が高くなる場合もあれば、安くなることもあります。