Q.私の母は、日本人で、ニューヨーク州で出生し、父とニューヨーク州ニューヨーク市で結婚し、離婚し、最終的にバッファロー市で死亡しました。日本では、母の名義の不動産が存在し、相続登記が必要です。このような場合に、相続手続ではどのような書類が必要でしょうか?
A.基本的に、ニューヨーク州の死亡証明書・結婚証明書・離婚証明書、出生証明書請求が必要です。
ニューヨーク州には、沢山の日本人が在住していますので、ニューヨーク州での死亡により相続が発生することも多いです。
アメリカでは、日本と異なり、戸籍謄本や除籍謄本の制度がありません。そのため、身分関係の変動は、出生、結婚、離婚、死亡の各証明書により証明する必要があります。
もっとも、これで母に他に子供がいないかが確実にわかるわけではありません。
そのため、相続の手続では、証明書を請求し、翻訳も添付して、法務局での相続登記を行う際には、「他に相続人はいない」といった上申書等を添付する等の方法で対応するしかないでしょう。
なお、このようなケースでは、ご自身で対応することは非常に困難ですので、担当の司法書士とよく相談されることをおすすめいたします。
なお、当事務所でもアメリカの相続手続き代行サービスやニューヨーク州の死亡証明書・結婚証明書・離婚証明書、出生証明書取得代行を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
(参考費用)
1.ニューヨーク州出生証明書取得代行:3万5千円+税+実費
2.ニューヨーク州結婚証明書取得代行:3万5千円+税+実費
3.ニューヨーク州離婚証明書取得代行:3万5千円+税+実費
4.ニューヨーク州死亡証明書取得代行:11万円+税+実費