Certificate of Good Standingとは

Certificate of Good Standingとは何かについて、翻訳や取得の際に時々質問があるので、以下説明します。

現在、海外の企業と契約や取引を行うことは、非常に多くなっています。

そして、欧米諸国との契約の際は、とにかくいろいろな種類の資料の提出を求められます。

その際の資料の中に、「Certificate of Good Standing」というものがあります。

これは欧米企業との取引が多い企業ではでは度々登場しますが、日本ではあまり聞かない言葉で、インターネットであまり情報が出ていないこともあり、一度はお困りになったことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。

Certificate of Good Standingは「法人存在証明書」「会社存続証明書」または「認可証」とも呼ばれます。

これは法人(corporatiopn)または有限責任会社(LLC)が法的要件を満たしており、ビジネスを行う権限を持っていることを証明する公的な文書です。

これは現在の会社のコンプライアンスステータスの一種の「スナップショット」のようなものと考えてください。

Certificate of Good Standingの内容

そして、Certificate of Good Standingは国や州によりますが、例えば、以下のような情報が載っています。

  • 手数料支払いに関する最新情報
  • 年次報告書を提出していること
  • フランチャイズ税を支払ったこと

これにより、税金の滞納などがない、きちんとした会社であることの一定の証明となります。

そのため、多くの企業は、取引記録のために時折この証明書を要求しています。

Certificate of Good Standingの請求者はどんな人や企業なのか

Certificate of Good Standingは、次の者によって要求されることがあります。

  • 外国のライセンスを申請している場合等は、政府機関
  • 資金調達をしようとしているときの貸主
  • 特定の取引のための銀行
  • 潜在的なビジネスパートナーまたは投資家
  • 日本の裁判所(※資格証明書として使用)

Certificate of Good Standingを更新するためには、通常、現在のCertificate of Good Standingを提示する必要があります。

Certificate of Good Standingは、その国でビジネスを行う上で非常に重要な証明書になります。

さらに、アメリカのある州でビジネスを開始し、追加の州でビジネスを行うために登録しようとする場合は、それらの州がこの証明書のコピーを要求することがあります。

また、欧州で付加価値税(VAT)登録申請の際にも、法人の存在を示すため、この証明書が必要となることがあります。

当事務所のサービスと費用

フロンティア総合法務事務所は、アメリカやヨーロッパ、タックスヘイブンの島々(ベリーズ、セーシェル、ガンジー島、マン島等)でCertificate of Good Standingの請求代行を行います。

この証明書を取得することにより、海外企業に対し、あなたのビジネスが年次報告書、フランチャイズ税、およびその他の義務を履行していることを証明することができます。

あなたの会社に関するいくつかの基本情報を当事務所に送付いただければ、当事務所よりCertificate of Good Standingを代行で取得し、お客様の下に届けます。

当事務所でも証明書取得のサポートを行っておりますので、証明書の請求でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

(業務報酬)

Certificate of Good Standing取得代行費用:個別見積り

(※業務報酬は法人の登録のある州、国により異なりますので、国と法人名、法人住所、法人代表者をお知らせください)

Certificate of Good Standing翻訳代行費用:個別見積り

(※業務報酬は枚数により異なりますので、証明書取得後にお見積りいたします)